• 2019.07.31 new single release “umbla”

    “umbla”

    初回限定盤(CD+BD)
    ・品番:PCCA.4806
    ・価格:税込4,200円
    ・Blu-ray収録内容:
    2019年4月14日 Solitude HOTEL 7F
    @昭和女子大学・人見記念講堂 全編収録
    通常盤
    ・品番:PCCA.4807
    ・価格:税込1,300円
    • 1. 闇色の朝
      2. シルエット
      3. 告白
      4. 闇色の朝(Instrumental)
      5. シルエット(Instrumental)
      6. 告白(Instrumental)

    Purchase

Amazon presents
Maison book girl LIVE

7月31日発売Maison book girlニューシングル「umbla」のLIVEチケット付Amazon限定商品の発売が決定。
東京と京都2箇所、4回の公演を開催。
ワンマンライブさながらに作り込んだ、オリジナルのステージを是非ご堪能ください。


【対象商品】
2019年7月31日発売 Maison book girl シングル「umbla」Amazon限定セット

○ 9/16京都1部 Amazon限定セット LIVEチケット付
○ 9/16京都2部 Amazon限定セット LIVEチケット付
9/22東京1部 Amazon限定セット LIVEチケット付SOLD OUT
9/22東京2部 Amazon限定セット LIVEチケット付SOLD OUT 

詳しくはこちら

Amazon presents
Maison book girl LIVE

7月31日発売Maison book girlニューシングル「umbla」のLIVEチケット付Amazon限定商品の発売が決定。
東京と京都2箇所、4回の公演を開催。
ワンマンライブさながらに作り込んだ、オリジナルのステージを是非ご堪能ください。

・9/16京都1部チケット付
・9/16京都2部チケット付
9/22東京1部チケット付SOLD OUT
9/22東京2部チケット付SOLD OUT
 
【対象商品】

○2019年7月31日発売 Maison book girl シングル「umbla」Amazon限定セット

・「umbla」Amazon限定セット(9/16京都1部)
初回限定盤+通常盤+9/16@京都MUSE1部チケット(15:00 START):¥6,000(Tax in)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07SG5GC1C

・「umbla」Amazon限定セット(9/16京都2部) 初回限定盤+通常盤+9/16@京都MUSE2部チケット(19:00 START):¥6,000(Tax in)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07SLDKSLZ

・「umbla」Amazon限定セット(9/22東京1部) 初回限定盤+通常盤+9/22@渋谷WOMB1部チケット(15:00 START):¥6,000(Tax in)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07SLDMCBS

・「umbla」Amazon限定セット(9/22東京2部)
初回限定盤+通常盤+9/22@渋谷WOMB2部チケット(19:00 START):¥6,000(Tax in)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07SMK1692

【イベント内容】

日程: 2019/9/16(月)

会場: 京都MUSE
内容: ワンマンライブ
◆1部:14:30開場 / 15:00スタート
◆2部:18:30開場 / 19:00スタート
★各部ご来場のお客様に、イベント当日Maison book girl × Amazonオリジナルコラボグッズをプレゼント。


日程: 2019/9/22(日)

会場: 渋谷WOMB
内容:
ワンマンライブ
◆1部:14:30開場 / 15:00スタート
◆2部:18:30開場 / 19:00スタート
★各部ご来場のお客様に、イベント当日Maison book girl × Amazonオリジナルコラボグッズをプレゼント。


【入場時の注意事項】
※集合時間より、会場入り口を先頭に、チケットに記載されています番号順に入場整列をいたしましてご入場いただきます。
※開場時間にお越しいただけない方は最後尾にお並びいただきます。あらかじめご了承ください。
※未就学児童につきましても入場整理券が必要となります。付添いが必要な場合は、未就学児童1名につき保護者様1名の付き添いが可能です。
※グループでの観覧ご希望の際は、グループ内の整理番号の一番後ろの番号に合わせていただければ、ご一緒にご入場いただけます。
※シートや物を置いての場所取りは禁止です。後からお連れの方がいらして割り込むことは絶対におやめください。
※スタッフがご移動をお願いした場合には、ご協力くださいますようお願いいたします。
※車いすやご事情のあるお客様は、あらかじめスタッフにご相談ください。

【注意事項】
・当日会場は、大勢のお客様にご参加いただくため混雑が予想されます。スタッフからの指示にご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
・限られたスペース内でのイベントですので、場所によっては観づらい場合もございます。あらかじめご了承ください。また、スタッフがご移動をお願いした場合はご協力ください。
脚立や台の上に乗った状態でのご観覧はご遠慮願います。
・車いすやご事情のあるお客様は、あらかじめスタッフにご相談ください。
・手荷物、レジャーシート、その他を使用しての場所取りはすべてのエリアで禁止です。人がいらっしゃる場合でも同様に、シート等は使用禁止といたします。スタッフおよび警備により撤去させていただく場合がございます。なお、撤去した物、および放置されている物に関して主催者・会場・出演者は一切の責任を負いません。
・前日からの徹夜及び早朝からの場所取り行為は禁止といたします。
・天候やトラブルやアーティストの都合により、やむをえず中止になる場合がございます。その際の振替イベントの予定はございません。あらかじめご了承ください。
・開催時間は若干前後する可能性がございます。
・イベント会場内外で発生した事故・盗難等は主催者・会場・出演者は一切責任を負いません。貴重品は各自で管理してください。
・会場までの交通費・宿泊費等はお客様ご自身のご負担となります。万が一、イベントが中止になった場合も条件は変わりません。
・イベント会場のスペースの関係上、大きいお荷物は事前にコインロッカー等にお預けくださいますようお願いいたします。イベント会場ではお荷物のお預かりはできません。
・当日の体調・健康管理は各自でおこなってください。体調不良の方がおられましたら、すぐにスタッフまでご連絡ください。会場内での事故や怪我・病気について、主催者・会場・出演者は一切の責任を負いかねます。
・当日の事故・混乱防止のため、イベントでは様々な制限を設けさせていただく場合がございますので、その際はご了承ください。
・イベントの安全な運営のため、イベントに参加するにふさわしくないと主催者側が判断した場合、特定のお客様にご参加をお断りする場合がございます。あらかじめご了承ください。
・メンバーへの誹謗中傷、モラルに反する発言・行動は禁止いたします。
・取材用撮影が入る場合、お客様が映り込む可能性がございます。撮影内容はTV・新聞・インターネット等に掲載される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

【イベントに関するお問い合わせ】
イベント問い合わせ専用メール inquiry@ponymail.jp
※イベント前日・当日のメールには対応いたしかねる場合がございます。
※上記問い合わせ先以外へのお問合せ(お電話等含む)は絶対にお控えくださいますようお願いいたします。

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RELEASE EVENT

  • 7/6(土)
    石川県 金沢AZ 終演後
  • 7/7(日)
    長野 MATSUMOTO ALECX 終演後
  • 7/15(月・祝)
    静岡 Sunash 終演後
  • 7/28(日)
    沖縄 output 終演後
  • 7/29(月)
    14:00~
    HMV&BOOKS OKINAWA
  • 7/30(火)
    19:00~
    新宿マルイ メン
  • 7/31(水)
    20:00~
    タワーレコード新宿店
  • 8/1(木)
    20:00~
    HMV&BOOKS SHIBUYA
  • 8/3(土)
    15:00~
    MAGNET by SHIBUYA109
  • 8/3(土)
    19:00~
    タワーレコード渋谷店

詳しくはこちら

MUSIC VIDEO

  • PLAY
  • "umbla" 収録曲
    闇色の朝
    作詞作曲編曲 サクライケンタ

    Youtube

Maison book girl LIVE HOUSE TOUR 2019_2

  • 2019.10.11(金)
    神戸VARIT.
    開場/開演18:30/19:00
    兵庫県神戸市中央区下山手通り2-13-3
    建創ビルB1F
    2019.10.12(土)
    愛媛 松山サロンキティ
    開場/開演17:00/17:30
    愛媛県松山市河原町138
    キティビル1F
    2019.10.22(火祝)
    群馬 前橋DYVER
    開場/開演17:00/17:30
    群馬県前橋市本町1-7-3
    2019.10.27(日)
    仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
    開場/開演17:00/17:30
    宮城県仙台市青葉区中央2-7-11
    仙台ストックマンビル B1F
    2019.11.01(金)
    横浜 BAYSIS
    開場/開演18:30/19:00
    神奈川県横浜市中区常盤町3-25
    サンビル2F・B1F
    2019.11.09(土)
    大阪 BEYOND
    開場/開演17:00/17:30
    大阪府大阪市中央区西
    心斎橋2-18-9 TRI FRONT心斎橋B2F
    2019.11.17(日)
    埼玉 Live House 浦和Narciss
    開場/開演17:00/17:30
    埼玉県さいたま市浦和区
    高砂2-1-5 B1
    2019.11.24(日)
    山梨 甲府CONVICTION
    開場/開演17:00/17:30
    山梨県甲府市朝気2丁目 4-13
    Conviction シンセリティビル
    2019.11.30(土)
    名古屋 RAD HALL
    開場/開演17:00/17:30
    愛知県名古屋市中区大須4丁目1-71
    矢場町中駒ビル B1F
    2019.12.07(土)
    福岡県 LIVE HOUSE PEACE
    開場/開演17:00/17:30
    福岡県福岡市中央区荒戸1-9-22
    2019.12.15(日)
    札幌 COLONY
    開場/開演17:00/17:30
    札幌市中央区南7条西4-2-6
    LC拾壱番館B1F

各会場チケットお申し込みはこちら

・チケット情報
前売:¥3,800 /当日:¥4,300

前売券:2019年8月5日(月)12:00よりe+(イープラス)にて販売開始

※全公演オールスタンディングでの観覧となります。
※各会場で定員に達した場合は当日券のご用意はできません。
※入場時ライブハウス所定のドリンク代のお支払いをお願いします。
※未就学児入場不可
※入場や観覧の際サポートが必要なお客様はお問い合わせください。

・お問い合わせ
ポニーキャニオン ライヴクリエイティヴ本部
03-6230-9743(平日13:00~18:00)

・主催・企画・制作・運営
ekoms/ポニーキャニオン

INTERVIEW

「umbla」インタビュー

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「umbla」インタビュー

この取材のタイミングで(※取材は6月末実施)で全国ツアーはちょうど折り返しに入るタイミングですが、調子はいかがですか? コショージ ー実は、このツアーに合わせてちょうどダンスレッスンとボイトレに行き始めたんです。だから、その成果をツアーで確かめてるところない?
和田 ーうん、確かめてる(笑)。
コショージ ーそういう感じなので、毎公演ちょっと気が気でないというか。「ああ、今日はダメだったなあ」というのがちゃんと自分でわかるようになりました。
井上 ーそうだね。それ以前は自問自答続きだったのが、先生から手を差し伸べられて一緒に手を取り合って頑張りあって。効率的というか、ちゃんと前進できている気がします。
コショージ ーでも、ちょっとがっかりしますよ。だって、このツアーに来てくれている人がまた次のライブにも来てくれるとは限らないじゃないですか。もちろん、今回来てくれたってことだけでもめちゃくちゃラッキーなことだし、そこで絶対にいいものを見せたいという気持ちが強いので、だからこそ思うようにできなかったときは落ち込みますね。
井上 ー沼に引っ張り込むためには、常にいいところをキープし続けるのが大事だと思うので。 沖縄でツアーファイナルを終えたとき、皆さんがどこまで成長しているのか楽しみにしています。さて、そのツアーを進めながら今回のシングル『umbla』がついに完成しました。前作『SOUP』のハードルを越えるのはかなり大変な作業だったと思うんですが、そこを軽く越えるものすごい作品に仕上がりましたね。3曲聴いて、衝撃を受けました。 矢川 ーやった!
井上 ーありがとうございます! ちょっと振り返りになりますが、『SOUP』という作品でMaison book girlはこれまでの殻を破り、外の世界へ飛び出していく。そういう姿勢が楽曲や『Solitude HOTEL 7F』(※4月14日、昭和女子大学 人見記念講堂にて開催。以下、7F)に示されていたと思います。そこから次のステップに進むわけですが、確か『7F』のときに次作のリリースとともに仮タイトルが発表されていましたよね。 コショージ ーふふふ(笑)。 「そして宇宙の宿り(仮)」というこの仮タイトルを知った当時の感想というのは? 井上 ー「どうなるんだろう?」と思ってました(笑)。(他のメンバーを見て)どう思いましたか?
和田 ー……本当にそう思いました(笑)。
矢川 ーあはははは! 私もそう思いました(笑)。
井上 ー「海の次は宇宙かあ」ぐらいの。急にすごい距離があるなって。でも、違うものになりました。 そこから紆余曲折あり、現在の『umbla』に落ち着いた。その間に楽曲も皆さんの手元に届いたと思うんですが? コショージ ー先に「闇色の朝」ができて、次に「シルエット」だったかな。
和田 ーそのあとに、この2曲のタイトルを知って、シングルのタイトルが『umbla』になることも知りました。 では、「闇色の朝」から話を聞いていきましょう。この曲、シングルのリードトラックにしてはBPMがかなりゆったりしていますよね。 コショージ ーですよね? 私も「もしかして、そうかなあ?」と思ったんですけど、やっぱりそうですよね。 今までのブクガのシングルからするとかなり抑えている感があるし、このタイミングにこういう曲で攻めるのかと最初は驚きました。皆さん、最初に聴いた感想は? コショージ ーめちゃくちゃ難しい曲ですよね。『SOUP』が全体的にわかりやすい曲ばかりだったというか……たぶん若干麻痺しているとは思うんですけど(笑)、それでもわかりやすいなあと思っていたので、「急に“めちゃめちゃMaison book girlみたいな曲”出すやん」と思って(笑)。 他のメンバー (笑)。 “めちゃめちゃMaison book girlみたいな曲”ですか(笑)。 コショージ ー「“Maison book girlの曲”みたいな曲」を。
和田 ー深いね。
井上 ーでも、わかる。
コショージ ーある意味、初期の気持ちに戻ったんですよ。
井上 ーああ、めっちゃわかる。
コショージ ー「あ、まためっちゃ難しい!」みたいな意識が芽生えて。そういえばブクガってこうだったよなと思いながらこの曲を覚えました。 なるほど。でも、何年か前の“ブクガらしい曲”と比べたら、さらに難しくなっているじゃないですか。 コショージ ーそうなんですよね。だから、最近はアルバム『yume』があって、そこからの『SOUP』だったので、慣れちゃっていたのかもしれないですね。難しいです。 『SOUP』ってブクガの中でも比較的ストレートで、わかりやすく作った感がありましたものね。と同時に、実際にはトリッキーなことをやっているのに、そう感じさせない技術もあってちょっとイージーに見えたのかも。でも、皆さんのレベル・実力も確実に上がっているから、曲の難しさに比例して進んでいるような。 コショージ ー“アキレスと亀”みたいなことですよね(笑)。 そういうことですよね。で、特に今作のように“聴かせる力”が伴っていないと難しい楽曲がこのタイミングに届けられた。「闇色の朝」はサビでの節回し含め、レコーディングはかなり大変だったんじゃないでしょうか? 矢川 ーはい、本当に大変でした(笑)。今までもレコーディングのときは、歌詞カードに自分にしかわからないようなメモをたくさん書いてやっていたんですけど、今回もそういうメモがどんどん増えていって。でも、今までだったら練習していってもサクライ(ケンタ)さんに何度も「ズレてる」って直されていただろうなってところが、以前よりはだいぶ早く、リズムに慣れて歌えるようになっていたので、少しはこの変拍子にも慣れてきたのかなって思いながら臨みました。 ビート的には4分の7拍子なのに、節回しが特に3とか4とか関係なく区切ってくるのが厄介そうですし。 和田 ーそうなんです。最初は7拍子だから「cloudy irony」みたいな「Aメロ、Bメロがあってサビがキャッチーな感じのやつかな」と思っていたら、サビがこれだったので「マジか……」って驚きました。ただ、それを歌いこなせるようにもなっていたのもあって、レコーディングでは「もうちょっとこういう表現で」っていう要素がまた新たに付け加えられていって。やることが無限にあるなと思いました。 そもそもの「歌えるか、歌えないか」という次元ではない、別の高みが求められているわけですね。 和田 ーはい。やっとその段階にまで来られたのかなって感じです。 これがこの1年の成果だと思うんですよ。だって、1年前だったらこういう曲も……。 井上 ーできていなかったかもしれない。
コショージ ー1年前って何を出していたっけ?
矢川 ー「レインコート(と首の無い鳥)」。
コショージ ー「レインコート〜」でも難しかったのに。
和田 ー「レインコート〜」はもう、始まってるね。
コショージ ー始まったね、あれで。
井上 ー何が?
矢川 ー(笑)。難しさが。
コショージ ーそうですね、1年前なら無理でしたね。でも、成長の度合いが地味じゃないですか?
矢川 ー私たちはじわじわタイプなんだよ。 「レインコートと首の無い鳥」を含むEP『elude』からアルバム『yume』、そして前作『SOUP』までの流れって、リリースごとにちゃんと個々の成長が見えていて、表現しているもののクオリティも比例して上がっていた。それは地味というよりも、普通にすごいことだと思いますよ。 井上 ーでも、確かに作品を出すごとに、自分のやるべきこととのレベルも上がっているなと実感しております。 このシングルの楽曲はすでにライブで披露しているんでしたっけ? コショージ ー「闇色の朝」はサビのあとの間奏明けまでやりました。この曲は毎回ちょっとずつやっているんですよ。
井上 ー「シルエット」は新潟で、ダンスなしで歌だけ披露して。 リアクションはどうでした? 和田 ーリアクション、ないんですよ(笑)。
コショージ ーないわけではないけど、薄いというか。でも、「あの曲、めっちゃ好きなんだけど!」って前のめりで言ってきたファンの人はいた。 「闇色の朝」はじわじわ沁みてくるタイプかもしれませんね。 井上 ーそうかもしれ。実は私も、最初はあまりピンときてなかったんですけど、今振り入れでいっぱい聴いているから、ちょっとずつ好きになってきています。
コショージ ーたぶんいろんな音も聴こえているんだろうね、振り入れしながら。
井上 ーそうだろうね。
和田 ーそういえば、前回の「長い夜が明けて」は4拍子だったから、みんな1回聴いただけで「おーっ!」と喜んでくれたんですけど、それ以前のブクガの曲って大体何回か披露するまで「今日はちょっとよくわかんなかった」って毎回言われていたのを思い出しました。なので、これからですね。 きっと何度も披露して浸透していくか、CDが発売されて何度も聴き返しているうちに「これはすごいんじゃないか?」ということになるかもしれないですね。一方、「シルエット」はさらにスローテンポの楽曲です。こちらは最初に聴いたときはいかがでした? コショージ ー「シルエット」はまた難しいですよね。もしかしたらレコーディングのとき、「闇色の朝」よりも覚えるのが難しかったかもしれないです。譜割りというか歌詞割り、パート分けがすごく変わっているし、今までに歌ったことのない……特にサビとかどういうふうに入って、どういうふうに次の人にパスするかが、今までやったことのない感じだったから、本当に大変でした。しかも、サクライさんの仮歌が本当にわかりづらくて(笑)。 他のメンバー (笑)。
コショージ ーなんだか、より難しく聴かせている気がするんですよ。最初はずっとサクライさんの仮歌で聴いていたんですけど、ちょっと耐えられなくなって、最終的にはピアノのメロで覚えました。
矢川 ーわかる(笑)。 確かにサビの歌割りは、大変なことになっていますね。 和田 ーめちゃくちゃですよ(笑)。
井上 ーだから、サビで4人が畳み掛けるところを、サクライさんの仮歌だとずっとひとりで歌っているから、余計にイメージが掴めなくて(苦笑)。出来上がりを聴いて初めて「ああ、こうなるんだ。いい曲だな」って思いましたから。 これがやりたかったんだ、と。実際、初めて聴いたときは「えっ? そこで次の人に切り替わる?」と驚いて、何度もリピートしましたから。実際、どういった形でレコーディングは行われたんですか? 井上 ーやっぱり、サクライさんがひとりで考えたのと実際にやるのとではちょっと違ったみたいで、歌詞割りをその場で少し変えたりして。
和田 ーああ、したね。文節の切れ目が変わりました。
コショージ ーまず、普通にひとりずつ歌ったよね。
和田 ーメロディを流してもらって、「ここだ!」ってところから歌いました。で、入るタイミングを見失うと「すみません、もう一回最初からお願いします」って……その繰り返しがめちゃめちゃ多かった曲です。
矢川 ーでも、最初は「『闇色の朝』に比べて、こっちは簡単だから」ってサクライさんは言っていたんですけど、実際にデモを聴いたらすごく難しくて。なのに、完成したテイクを聴いたら聴きやすくて、すごく好きな曲になりました。 違和感や引っかかりはあるものの、楽曲としては自然に聴かせる1曲なんですよね。 矢川 ーなんだろうね、すごく不思議な感じもあるし。
和田 ーブクガの曲は耳障りが良いわりに歌うのがめちゃめちゃ難しくて。そういうところがちゃんと聴く人にも刺さっていたらいいなと思います。 前作の『SOUP』が外に開けていくメジャー感の強いものだとしたら、今回の『umbla』はそのタイトルといい、「闇色の朝」や「シルエット」といった曲名といい、影や闇を意識させる作風です。ジャケットのアートワークも非常に対照的ですし。ある意味では真逆ともいえる今回の方向性については、皆さんどう感じていますか? コショージ ー私は「長い夜が明けて」から続いている世界があるのかなと思っていて。水の海の底から出てきて着地したのかもしれないけど、たぶんMaison book girlが今までいた部屋から飛び出してみたものの、周りに見える世界、見えているものは今までと同じ感性を持った人だなと。ある意味それが現実世界……外の世界はこうなのかなと思いました。現実の世界は結構暗いんだなって。 そのMaison book girlは、希望を持って外の世界に飛び出して抜けていったんでしょうか? コショージ ー明るいと言っていたのかもしれないけど、「ああこういう感じか……」みたいな。でも、まだ希望はある感じで、光は見えてますよね。 「闇色」だけど「朝」は迎えるわけですから。 全員 ーはい。 そこから3曲目「告白」へと続くわけですが……このポエトリーはシュールさもありつつ、でも真面目にも捉えることもできる。最初に聴いたときは驚きました。 コショージ ー前半と後半のガラッと変わる感じは、結構意識しました。だからサクライさんにトラックを作ってもらう際も、結構細かくやってもらいましたし。 前半はメロディを奏でる楽器が一切登場しないから、すごく無機質な印象を受けます。 コショージ ーそうですね。最初は付けてくれていたんですけど、最終的にやっぱりなしでお願いして。人が喋っている声とか言葉とか息遣いにも緊張感って生まれるじゃないですか。そこにメロディが乗ると、そっちに耳が行ってしまうし。なので、メロディ楽器を排除することで、前半と後半のコントラストがより出るのかなと思ったんです。 実は僕、このタイミングにNetflixでエヴァ(※アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』)の旧劇場版を観ていて。その直後に「告白」の音源が届いたので、なんとなく自分の中でリンクしたものがあったんですよ。 コショージ ーああ、でも確かにちょっとわかるかもしれない。 別にエヴァのあの感覚そのものってわけではないんですけど、なんとなくリンクしてしまって。にしても、この3曲の流れはブクガのディープな部分が濃厚なまでに凝縮されていますね。 コショージ ーCD単位でいったら、今までで一番ディープかもしれないですね。
井上 ーでも、これが好きっていう人は、きっと一生好きだと思う。
コショージ ーちょっとアクが強すぎるよね。
和田 ー3曲とも全部アクが出るやつ(笑)。
井上 ー鍋に入れたらヤバイね(笑)。 このシングルを持って、ブクガは2019年の夏を迎えることになります。 コショージ ー実は今回、ブクガは夏のアイドルフェスに出演しないんです。逆に出ていたら、TIF(※TOKYO IDOL FESTIVAL)とかで「告白」をやっていたわけじゃん。怖くない?
井上 ー怖いよ(笑)。
矢川 ーポクポクポク……キャーっていう(笑)。 僕はこういうスタイルのシングルでこの夏に挑むブクガは、とても攻めていてカッコいいと思っているんです。だからこそ、このシングルをどう届かせるかが非常に大切になってくるとも思っていて。『SOUP』のときは届くべきところにちゃんと届いたという感触もあったかと思いますが、その人たちにこの新作をどう受け止めてもらうかは重要になってくるでしょうし、この“めちゃめちゃMaison book girlみたいな曲”が揃った作品が年末へと導いていくのかなと思うんです。 井上 ー確かに。「今もう一度、このスタイルで」っていう感じがしますものね。でも、今なら私たちもこれを扱えるというか、扱えるようになったというか。だからこそ、以前よりも受け入れてもらえる術が少しだけわかってきているんじゃないかなと思うんです。
和田 ー今、週2ぐらいでボイトレとダンスの先生についてもらっているんですけど、このクセが強い曲をパッと聴いていいなと思ってもらうにはパフォーマンス力が普通の曲以上に必要なのかもしれないなと思っていて。この夏、ひと皮むけたいです。
コショージ ー衣装が脱皮したみたいに白くなったことだし。
井上 ーセミも地下から地上に上がって、脱皮したときに白いし。
和田 ーえ、これからだんだんカチカチになっていくの?
コショージ ーでも、7日間で死ぬよ。
井上 ーそうか。
和田 ーでも、実は結構長いこと生きているらしいよ?
井上 ー地面にいる間が長いんだよね。
和田 ー最近、学生が調べたんだって。実は1ヶ月ぐらい生きているって。
矢川 ーへー。
コショージ ーでも、1ヶ月だけなんだ。
和田 ーそうだね(笑)。
井上 ー……カブトムシの幼虫ってさあ……。
和田 ーもういいよ、幼虫の話は(笑)。今はふにゃふにゃなので、この夏でカチカチになれたらいいね。
井上 ー早く羽を付けて。
コショージ ーでも、白いままが良くない?
矢川 ーああ、伸び代を残したままっていう?
コショージ ーそう(笑)。
和田 ー5年やってもまだやることいっぱいなので、本当に一生こうかもしれないですね。
井上 ー極めすぎてサイボーグみたいになったのに、まだ白かったらどうする?
矢川 ーサイボーグの幼虫?
他のメンバー ー(笑)。
矢川 ーめっちゃ強い幼虫(笑)。
和田 ー強いのにブヨブヨ(笑)。
井上 ー……そうなります(笑)。
和田 ー冗談はさておき(笑)、これまでは表現を潰さないために、あえてレッスンを受けない時期もあったんですけど、今は先生に技術を教わりながら、できるようになった技術のどれを選択するかをちゃんと各々に任せてもらえていて。私としてはすごくいい状況だなと思っているし、幸せなことですよね。
コショージ ーなので、この先すごくなるしかないですよね。
井上 ー現状に満足せず、どんどんと。
矢川 ーいつか満足できる日が、来るといいなあ。

(取材・文/西廣智一)

INTERVIEW

「Solitude HOTEL 7F」インタビュー

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「Solitude HOTEL 7F」インタビュー

ちょうど1年前の5月4日、Maison book girlは東京キネマ倶楽部で行われた『Solitude HOTEL 4.9F』でポニーキャニオンへの移籍を発表しました。 コショージ ーそっか、あれからもう1年なんですね。 それ以前と比べて、この1年は相当濃かったと思いますが? 和田 ー体感的にも時の流れがすごく早かったです。特にこの1年はポニーキャニオンさんがプロデューサーのお尻を叩いてくれたおかげで(笑)、新曲とか次にやるべきこととかどんどん飛び込んできたので、そういう意味でも早かったなって思います。
井上 ー確かにあっという間でした。シングルも1年に何枚も出せているのはポニーキャニオンさんのおかげでもあるだろうし、それによってワンマンライブもちゃんとコンスタントにできているし、やることがいっぱいあって充実していました。 しかも活動が途切れずに、常に動いている感が伝わってきたのも印象的で。特にアルバム『yume』前後から、その傾向がどんどん強くなってきた。それは2019年に入ってからもずっと続いていて、4月3日リリースのシングル『SOUP』まで良い形でつなげられたと思うんです。 全員 ーうんうん。 その『SOUP』に関して、改めて聞かせてください。前回のインタビューはシングル完成直後でしたが、改めてリリースから1ヶ月以上経った今、あの作品をどのように捉えていますか? 矢川 ー聴いてくれたファンの人、特に以前からブクガを知ってくれている人は「長い夜が明けて」に対する反応がすごく良くて。「CDも良かったけど、ライブで観てさらに好きになった」って言ってくれる方もいて、このタイミングにすごくいいシングルを出せたなって、自分たちでもそう思っていたけど、さらにファンの人たちも同じように思ってくれたことがうれしかったです。 今回はオリコン週間ランキング17位という記録やセールス枚数という、数字の面でも結果を出せたんじゃないかなと。 コショージ ーそうですね。 スタッフさんから聞いた話ですと、発売初週で前作『elude』のトータル売上とほぼ同じぐらいだったそうですし。 矢川 ーうれしいですね。私、『yume』のときにあるインタビューで「ウィークリーで20位以内に入るとか、明確とした数字で見える結果が欲しい」と言ったんですけど、それを『SOUP』で実現できて。そうやって目に見える形で結果を出せたのは、正直ホッとしました。
井上 ー実際、有線でも『SOUP』の曲がいっぱい流れているみたいで、いろんなところから「これブクガかな?と思ったら本当にブクガだった」という声をよく聞きますし。
和田 ー〈僕らの唄はどこに届いているんだろう。〉というダイレクトなメッセージが入っている曲(「鯨工場」)と、「長い夜が明けて」みたいに直接的に感情を込められる新しい曲の熱が、初めての人にもわかりやすく伝わったのかな。 直接的に感情を込められる曲が増えたというのは、それだけ皆さんの歌の技術も向上しているという証拠なんじゃないでしょうか。実際、Twitterなどでもそういう声をよく見かけますし。 井上 ー以前はライブによく来ていたけど長らく観てなかったという人から、最近アイドルさんがたくさん出ているイベントでブクガを観てくれて「めっちゃ変わったね」という声はたまに耳にします。 ちょうどこのGW中にブクガは『ビバラポップ!』にも出演しましたが、生バンドをバックにあれだけ強い歌を聴かせられるようになったのも今ならではと思いました。 矢川 ーうれしい!
井上 ーたぶんバンドさんも私たちも、回を増すごとに見せ方というか、みんなで上手になっているというのもあって。最初の頃に比べたらだいぶやりやすくなったと思います。
コショージ ー最初の頃は、バンドさんにすべて遠慮していたところもあって。バンドさんがいるステージでの立ち方もわからなかったし、そこで結構苦戦していましたけど、今回のビバラでは何ならバンドさんとも戦っていたし、ほかの出演者でもバンドで出ている人もいたし、戦わなければいけない感じがすごくあったので……だんだんステージの立ち方がわかってきたのかもしれない。 それが当日、序盤のMCでコショージさんが発した「今日は戦いに来ました」というMCにつながると。 コショージ ーああ、言いましたね(笑)。そうですね、ビバラは試される場というか。 昨年の出演時はLEDスクリーンのトラブルがあり、完璧な形でのステージを見せることができなかった。そのリベンジという気持ちもあったんでしょうか。 井上 ー悔いがちょっと残ったしね。
和田 ー設備が壊れてしまったからどうってことではなくて、それによって心が乱されてしまったことによる後悔が大きかったので、今回はのびのびやるぞっていう心構えはありました。 今回は会場の規模感も味方してくれて、熱もダイレクトに伝わったでしょうし、本当に素晴らしかったと思います。 全員 ーありがとうございます! で、話を戻します。シングルのリリースに関連して全国ツアーがあり、そこから『Solitude HOTEL 7F』に向かっていきました。今回ツアーを回りながら新たな発見などはありましたか? 和田 ー以前は各地を回っていて、それぞれの客層や雰囲気の違いにわりと飲み込まれてしまっていたんです。お客さん側が一方的に盛り上がっていると、自分たちも「頑張らなくちゃ!」と焦っちゃったりとか。でも、今回は自分のやりたいこととその場の雰囲気が自分の中で調整できたというか、以前よりもバランスが取れるようになったのかなと感じました。それも去年のビバラ含め、いろんな状況のステージに立たせてもらえたからだと思うんですけど、成長は感じましたね。 そういう経験がちゃんと身になっていることが感じられたと。 和田 ーはい。それまではあまり自覚はなかったんですけど、ツアーを経てちょっと実感が湧いたので。それで7Fでも今までより堂々とやれる下地にできたのかなって感じました。
矢川 ー私は今回、ツアーの途中で体調を崩してしまって。前よりは体力がついたと思っていたんですけど、まだまだなんだなとも思ったりしました。あとは、各地でのお客さんの盛り上がり方とかもだんだんわかってきたし、それに対しての自分のテンションの上げ方もちゃんと考えていかないといけないなって思いました。 お客さん側に何か変化は感じました? 例えば新しいお客さんが増えたとか、ノリ方が少し変わってきたとか。 矢川 ー大阪で女子限定エリアができていて、そういうエリアができるぐらい女の子のファンが増えたんだなって実感はありました。 これまでも女性ファンは決して少なくはなかった気がしますが、特に最近増えている印象が強いですよね。 井上 ーうん、そうかもしれない。しかもアイドルファンというよりも、バンドとかが好きな子が多いかもしれないですね。 単純に楽曲から入ってくる人が増えたってことなんでしょうか? コショージ ーそうなんですかねえ。
和田 ーワンマンを座席指定でやっているのもあって、たぶんライブハウスでのアイドルライブはちょっと怖いと思っている子たちも来やすいのかなって、私は思ってます。 なるほど、それはあるかもしれませんね。そして、シングル『SOUP』のリリース日には初の試みとなるライブ『Solitude BOX 1st』も新宿MARZで開催されました。リリース当日、日付が変わったと同時に開催が発表され、会場でCDを購入した人なら誰もが観ることができる、画期的な内容でした。 コショージ ーあれもポニーキャニオンさんが考えてくださって。
井上 ー本当にありがたいですね。
矢川 ータイトルもギリギリまで悩んでたよね。
コショージ ーうん。ああいう企画を毎回やっていけたらいいかなって思います。例えばインストアイベントだと、CDショップのスペースをお借りしてライブをすることがほとんどなんですけど、ブクガの場合そういう場所でのライブが弱点みたいなところもあって。
井上 ー蛍光灯の煌々とした明かりの中で……。
矢川 ー違和感がね。 日常の中にいきなりポツンと非日常が現れるような。 コショージ ーそうなんです。なので、ああいうライブハウスでやれるというのはすごくありがたいです。 しかも、ボリューム的にもミニライブ以上のものがありましたし。あの日の選曲も初期の『bath room』や『summer continue』の楽曲に新曲を加えたもので、また面白いものでしたよね。 コショージ ーツアーのセットリストをギュッとしたような内容でしたしね。ツアーでは『bath room』全曲と『cloudy irony』までの、2016年までのブクガに新曲をプラスして披露していて。「鯨工場」で原点に戻るというか、アーティスト写真も初期のものを流用していたりしたので、その頃の曲である『bath room』をメインでやりたいなというのがあったんです。それに、新規の人は初めて聴く曲も多いだろうから、『bath room』の曲を「新しい曲を聴いた」みたいな感覚になってくれたらなと思って、ああいう構成でやりました。 2016年までの楽曲を今の4人が歌うわけですから、当然その当時のものともまた違った形になりますし、僕も新曲を聴いている感覚で楽しめました。 井上 ーファンの方からも「振付も以前と変わった?」って言われましたし。あんまり変わってないんですけど、たぶん昔と比べて私たちの技量が上がったというのもあって、違ったものを観ているように感じた人もいたみたいです。 振付はもちろんですけど、やはり特筆すべきは歌なんですよね。 井上 ーですよねー、やっぱり(笑)。 (笑)。 井上 ー当時CDでサクライ(ケンタ)さんが使っていた音源や制作環境が年月も経って進化したらしくて、「『bath room』時代の曲と最近の曲のオケって、鳴っているトラックも音圧が違うんだよね」ってマネージャーから聞いたんです。なので、昔のちょっと軽い感じのトラックに今の声が乗るという、また違った趣が……。
矢川 ー「趣が」(笑)。
井上 ー深みが増しましたよね(笑)。 確かに(笑)。この初心を振り返るようなセットリストが、のちの7Fにもつながっていったのかなと。このタイミングに改めて「Maison book girlとは?」とおさらいするような流れがあって、だから7Fを観たときは集大成感というか、初心者に優しいセットリストだなと思ったんです。 全員 ーうんうん。
コショージ ー7Fのセットリストは新曲とポエトリー以外、実は全部MVがある曲なんです。確かに集大成感は間違ってないと思います。それもあってか、ファンのみんなからは「ブクガ、解散するんじゃないか?」と思われていたみたいですから(苦笑)。
井上 ーびっくりしちゃったね、「解散するの?」って言われて(笑)。
コショージ ー「最近のコショージの発言とか見てたから、私はそういうのがわかる」とか。
和田 ー意味深なことを言ったみたいな(笑)。
コショージ ー全然! 普通に「CDが発売できてうれしい」ってことを言っていただけなんですけどね(笑)。 そういう深読みもできないこともないと。 コショージ ーそうなんです。でも、「鯨工場」やシングルを聴けばなんとなくわかるとは思うんですけど、7Fは壁を突き破っていく、今までのMaison book girlの世界観を突き破っていくぞ、みたいなものを見せたいライブだったので、だからこそ今までのMaison book girlを全部見せたかったんです。 セットリストに関してはそういう気持ちが込められていたと。では、演出という点においてはいかがでしょう? あれだけ大きなホール会場での着席ライブで、何を見せたいと思いましたか? コショージ ーまずは「煙を出そう!」と(笑)。
矢川 ーふふふ(笑)。 あ、そこなんですね(笑)。 井上 ー煙は毎回言ってたよね。
和田 ーうんうん。
コショージ ーそう。前回の『yume』公演(2018年12月16日、ヒューリックホール東京で開催された『Solitude HOTEL 6F yume』))で……。 あ、やっぱりそこだったんですね! コショージ ーそうですそうです! 出したかったんです! 「夢」でのあの煙の演出が始まったときに、「あ、前回やりたくてもできたかったことって、これなのかな?」と思いました。 コショージ ーこないだは幕がシューっと降りたじゃないですか。じゃなくて、最初は煙で終わりたかったんですよ。でも、あの会場では無理で。ほかのフロアまでブザーが鳴っちゃうからって(笑)。
矢川 ーそれは迷惑すぎるなあ(笑)。
コショージ ーなので、念願の煙なんです!
井上 ーやばかったもんね、「3秒で煙がいっぱいになります」みたいな(笑)。
和田 ーびっくりするっていう(笑)。
コショージ ーでも、結果的に人見記念講堂でやれたので、よかったなって。
井上 ーいい会場でしたよね。
コショージ ーもう一回やりたいね。
井上 ーしかも、終わってみたら座席が青くて。
コショージ ー衣装と一緒でね。
井上 ーそう。『yume』公演のときは、会場の座席が赤かったんですよ。
和田 ーベッドと同じ色でね。
井上 ー意図せず、ぴったりでした。 スクリーンに映された“首だけの鳥”がストーリーテラー的に語りを入れてくる、あの演出も面白かったです。 コショージ ーあれは「もうちょっと、ちゃんと喋れなかったんか?」って言ったんですけどね(笑)。
矢川 ーああいうストーリー的なことを話してくれる子がいると、ライブ全体が物語っぽくなっていいのかなって思いました。だからこそ、もうちょっとはっきり聞こえたほうがよかったのかなと。 そういえば、「夢」の際には衣装面でも興味深い試みがありましたよね? コショージ ー初期からの衣装を4人バラバラで着たんですけど、もしかしたら「夢」の中に今までのMaison book girlがいたのかもしれないみたいな解釈になるかなと思って。そこから煙に包まれて今までの衣装も消えていくみたいな流れで、そのまま「鯨工場」へと続く構成が私的にすごくしっくり来たんです。 煙で何かを消し去るというか、一回すべてを隠してクリアにする……でも、ここまでの話を聞いていたら、確かに「解散するのかな?」って勘違いしてしまいそうですね(笑)。 和田 ー走馬灯っぽいし(笑)。
コショージ ーだから、先に解散ライブをしちゃいましたという(笑)。 で、「夢」から「鯨工場」へと続くと、壁一面までが赤く染め上げられる。あの演出のインパクトはすごかったですよ。建物自体を含めて演出の道具になっている、あれができたのも人見記念講堂という会場ならではだなと。 全員 ーうんうん。 アンコールではまず「まんげつのよるに」を披露しました。これもかなり気合いの入った演出でしたよね。一部、詩が追加されていましたが、これは7Fのために用意したものだったんですか? コショージ ーそうです。「まんげつのよるに」みたいな曲って詩の朗読ですし、ライブでやるのはなかなか難しいじゃないですか。しかも今回のライブ自体、壁を突き破るみたいなことを表現したかったので、CDから飛び出すみたいな雰囲気というか、生でやっている意味みたいなものをちゃんと考えようと。たぶん2階の人は気づかなかったと思うんですけど、実は「まんげつのよるに」では4人とも全身ずぶ濡れになっていたんですよ。最初はみんな、乾いているんですけど。
矢川 ー「乾いている」(笑)。濡れてないのね。
コショージ ーそう(笑)。先に私がステージから掃けて、濡れて戻ってくるんですけど、そこからみんなも次々に濡れて帰ってきて。だから、その時間稼ぎじゃないけど、ほかのメンバーが濡らしている間に私が間を持たせようということで、ああいう演出になったんです。「最後の曲で濡れたい」というのはサクライさんからの提案だったんですけど、じゃあ「まんげつのよるに」でひとりずつ濡れていくのがちょうどいいかなと思って、ああいう感じになりました。ちょっとわかりにくかったですよね? 僕は2階で観ていましたが、髪が若干しっとりしているなとは感じられました。 コショージ ーあと、最後の曲でマイクにビニールを貼っていたんですけど、それがちょっと心残りで。最後だから声がこもってるんじゃないかなと思われていないかなって。
井上 ー水で壊れないようにした結果なんだけどね。
和田 ーエフェクトをかけていた説とか、和田輪があんなに汗をかいているのを初めて観たとか(笑)。やっぱり上手に伝わらなかった部分はありますね。
井上 ーあそこ、一番頑張ったのにな(笑)。床とか濡れたらマズイ場所にもシートを敷いて、こちらも滑らないように踊っていたんですけどね。 でも、あの「まんげつのよるに」には心臓を鷲掴みにされるくらいグッとくるものがありましたよ。ポエトリーだけで全体の熱をあそこまで上げられたのは正直圧巻でした。 矢川 ー私、コショージが長く喋るところのセリフを知らなくて。袖でイヤモニで聴いていたら、ちょっと泣きそうになっちゃった。このあと歌わなくちゃいけないし、泣いたら歌えなくなると思って上を向いて目を乾かしてからステージに出ました(笑)。
コショージ ー顔は濡れてるけど、目だけはね(笑)。
井上 ー私、そのとき一生懸命濡れてた(笑)。 (笑)。そこからもう一度、オープニングの「長い夜が明けて」に戻る。あの構成も素晴らしかったです。そして最後の最後、映像演出にびっくりさせられるという。 全員 ーふふふふ(笑)。 いろんな人が驚いたいと思うんですよ。観ていない人のために説明すると、「長い夜が明けて」の終盤に後方のスクリーンが突如PCのブルーバックになり、左側に「入力ソース:」映像信号が入力されていません。」と表示。ライブが終了すると、その右側には6月からスタートする全国ツアーのスケジュールなど新情報が表示されていたと。きっと昨年の『ビバラポップ!』でのトラブルを思い出して「わっ、また壊れた!」と考えた人もいれば、ラストの新情報解禁とあわせて「これ、計算なの?」と深読みした人もいたかと思います。 井上 ー最初は「えっ?」って思いますよね。私もリハのときにびっくりしましたから、「何してんの?」って。
コショージ ーあれは「壊れていく」ことを表現した結果なんです。スクリーンが半分に折りたたまれたり、天井の照明も降りてきたのもそういうことを意識していたみたいなんです。そうか、私パソコンとか詳しくないから意味がちょっとわかってないかも、あれの。
和田 ーああ、エラーが。
矢川 ー不具合が起こると、ああいうメッセージと青い画面が出るんだよ。ファミコンとかやってると出でない?
井上 ーファミコンって(笑)。 最後の最後に、どこまでがリアルでどこからが虚像なのんだろうっていう。 コショージ ーあ、まさにそのとおりです!
井上 ーじゃあ成功かな(笑)。 そこまでを含めてブクガからの所信表明じゃないけど、2019年さらに攻めますっていう意思表示のライブだったわけですものね。 コショージ ーうん、そうですね。 それはちゃんと伝わりましたよ。にしても、6Fは3公演あってそれぞれ見せ方も違ったぶん、大変さもあったけどいろんな試みができたと思います。なので、それを7Fの1公演で上書きしていくのは相当大変な作業だったんじゃないかなと。 全員 ーうんうん。 もちろんサクライさん含めて、まだまだやりたいことはたくさんあるだろうし、観る側としては「次はどんなすごいことをやってくれるんだろう?」っていうハードルだけがどんどん高くなっているところを、今回しっかり乗り越えましたよね。 井上 ーやった(笑)。
コショージ ーでも、やっぱり今回のシングル3曲の強さも大きいなって思います。VJさんや照明さん、煙を出してくださった方とか皆さんもすごいものを作ってくださったし、そういう演出はこれからさらに凝ったものができるとは思うんですよ。でも、そこを超えていくには新しい曲と、それを私たちがすごくいいパフォーマンスで表現することが大前提だから、そこさえ更新していければきっと8Fもさらによくなるのかなと思います。 環境と実力が今、いい感じに比例して上を向いている状態にあるんでしょうね。 コショージ ーそこまでに4年ぐらいかかりましたけど(笑)。
井上 ーかかったねえ(笑)。
コショージ ーすぐに、ポーンといけなかったからね。
井上 ーサクライさんがやりたいことってこういうことだったんだなって、最近わかってきて。それが最初の頃は私たちの実力が追いついていなかったが故に、あのアンバランスな感じになってしまった。でも、今はそこにやっと実力が追いついてきて、この規模感のことを表現できているんだなって思います。
コショージ ーでも、この1年に関して言うと、特にライブに関しては逆にサクライさんよりもうちらの割合が増えたのかなと。だから、最近はサクライさんのやりたいことを勘ぐるみたいなこともやめて、こっちはこっちでやりたいようにやってという考えに変わりました。 きっと皆さんの中でMaison book girlに対する確たるものが芽生えたからこそ、なんでしょうね。そこも含めて、サクライさんの中では皆さんにいろいろ委ねることで、そこから生まれるものがまた面白いと感じているのかもしれないし。 コショージ ーそう考えると、もしかしたらこっち側主体でやってほしかったのかなとも思います。サクライさんはもともと自分が主役になりたいタイプではないから。だとすると、今の感じはちょうどいいのかもしれないですね。

(取材・文/西廣智一)

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